驚異的なコストパフォーマンスのミニサーマル、Torrey Pines Logic のT12ミニサーマルのクイックレビューです。
今回のレビュー対象は、フレッシュレート30HzのMモデルとWモデルです。
その他9HzのNモデルとVモデルもありますが、やや画面の滑らかさが劣ります。
それでは、まずはセット内容から。
こんな感じで、サーマル本体、ハンドル、バッテリー、専用レンチがセットになっています。
上側が今回のT12サーマルで、下側は前回のT10サーマルです。
パッケージの内容にも微妙な違いがあるようで、今回のT12にはバンドは付属していません。
ハンドルの形状の違いや、バンド有無に違いがありますが、バンドについてはそれほど使用する機会もないかも知れません、、
それでは早速、動作確認へ行ってみましょう!
電源ON でサーマルが起動します。
この辺は至ってシンプルな仕様です。
表示画面は4パターンあり、下側のボタンを押してパターンを切り替えられます。
オレンジ系のパターンが最もサーマルらしい?ですが、熱感知した対象を白っぽく表示しますので場合により見ずらく感じます、、
オレンジ系のパターンは色彩が多く、見た目が鮮やかですが、実際に使ってみると、
2トーンで表現しているパターンの方が対象を確認しやすいです。
個人的には白/黒のモノトーンパターンが最も対象を認識しやすかったです。
熱感知の距離については以下をご覧ください。
基本的には全モデル、倍率というものは定義されていませんがレンズの仕様の違いから
NとMが等倍、VとWが3倍程度とされています、実際の印象もWはMに比べて対象を大きく捉えていました。
Mは視野角が50°と広く、約30m先まで感知可能です、Wは視野角12.5°と狭くはなりますが
約100m先まで感知できますので、距離を稼ぎたい場合にはWがおススメです。
以下の動画をご覧くだい、左がMモデルで、右がWモデルです。
Mモデルは全モデルの中で、5m程度の近場であれば、最も滑らかでキメの細かい綺麗な表示が特徴です。
15m付近、25m付近の対象に対して動画を撮ってみましたのでご参照下さい。
手振れについてはご勘弁下さい (^^;)>
Mモデルは近場では綺麗に映りますが、中距離以降になると、対象も小さくなりますので遠くを見たい場合にはやはりWが有利です。
T12全モデルに言える事ですが、画面が小さくサーマル自体、熱感知のためのアイテムなので接近戦には不向きですが
スポッターやスナイパーなど、ある程度の距離からの索敵には面白いアイテムだと思います。
その他の機能
T12サーマルは小型ながら、その他の機能も搭載しています。
・言語切り替え
こちらは表示言語の切り替えです、日本語もリストされいるのが嬉しいですね。
ただ、そこまで複雑な機械ではないので、言語のサポートはそれほど必要ないかも知れません、、
・レティクルの切り替え
レティクルを6パターン、非表示も入れると7パターンから選ぶ事ができます。
またスコープのウィンテージ/エレベーションのようにレティクルの位置調整も可能です。
・画面の明るさ調整
ディスプレイの明るさを100%、80%、60%、40%、20%の5段階で調整できます。
夜間の使用ではディスプレイの光で使用者の居場所が分かってしまう事もありますので、そのような際には重宝する機能です。
以上、ただの見た目レビューでしたが如何でしたでしょうか?
ダットサイトと組み合わせるとか、マグニファイヤと併用するとか、自分なりの遊び方を見つけてみて下さい。
ご拝読ありがとうございました<(_ _)>